【寿司】回転寿司の歴史や起源について解説【はじまりはビール工場】

豆知識



悩む人
回転寿司のルーツを知りたいです。
どうやって回転寿司が生まれて、広まったのか教えてください! 

どうも、ハマちゃんです。今日は回転寿司の歴史や起源について解説します。

ーこの記事を読むとわかる事ー
❶回転寿司をどこで誰か始めたのか
❷回転寿司の変化(昔〜今)
❸回転寿司の安さの秘密

回転寿司の歴史や起源について解説

だれもが大好き回転寿司の歴史や起源などを解説します。

どのようにして回転寿司が生まれ、どのように広まり、どんなお店があるのか。また現代の回転寿司はどう変わってきているのかなどにも注目してみます。

なんであんなに安く提供できるかその秘密についても考えてみました。

回転寿司をどこで誰か始めたのか

回転寿司はどんな人が思いつき、いつどこの地域で生まれたか調べてみました。

発祥の地

発祥の地はなんと「大阪」なんです。

これだけ今やどこの街にもある回転寿司の発祥が大阪っていうのはびっくりしました。回転寿司自体がユニークな作りなので、大阪人のユニークさが活きていますね!

初代回転寿司の店名

その名も「元禄寿司」

今でも活躍中の回転寿司チェーンの一つですね。関西では街でよく見かけるお店です。

発案者

発案当時、立ち食い寿司屋を経営していた「白石義昭」さん

なんと驚くことにアサヒビールの工場見学をした際に、ビールが運ばれるベルトコンベア見てこの発想に至ったらしいのです。

白石さんのアイデアから今や日本を超えて世界どこに行っても見かける回転寿司が生まれたわけです。

回転寿司の変化(昔〜今)

ここからは回転寿司が生まれてから、現代の回転寿司産業に至るまでの変化の過程を紹介します。

元禄寿司1号店がオープン

今から62年程前の1958年(現在2020年)元禄寿司1号店がオープンします。※西日本でチェーン展開していく

そして発明者の白石さんはそのコンベヤ式の食事台を元禄寿司1号店開店から4年後にコンベヤ附調理食台として商標登録します。

店舗の増加

その後東日本にもチェーン展開していくなど日本全土にコンベヤ附調理食台が普及して行く中、今から50年前の1970年に行われた日本万博博覧会に出展し、表彰されたことで人気に拍車をかけ一気に知名度が高まっていきました。

なんと最盛期には郊外への出店も含め、200店舗を超えていたようです。

競争激化

その数年後に『コンベヤ附調理食台』権利が切れた事もあり、現在の大手となる企業など新規参入が相次ぎ競争が激化します。

それでも、元禄寿司を運営する元禄産業は飲食店の名称として回る・廻る・回転などの商標登録をしていた為、他店が回転寿司を名乗ることはできなかったのです。

しかし今から23年ほど前の1997年に元禄寿司が『回転』の使用を解放したのです。それから回転寿司と名乗るチェーン店が今では沢山です。

レーンの変化

回転寿司のレーンは今でもどんどん新しいシステムや、ユニークなアイデアが搭載されていっています。

ほとんどのものが石川県の製造会社2社により製造されているらしく、その2社によりどんどん新しいシステムが開発されているようです。

変化の流れ

  1. 自動給茶機能付きコンベア
  2. 湯呑運送コンベア
  3. 新幹線付きコンベア、スタッフレスコンベア
  4. 鮮度管理システム(時間経過を管理し自動で排出)

どんどん進化を繰り返しています。今ではお寿司自体の鮮度を守り、ロスを減らす対策の為かレーンはお客様への提供の新幹線のみになっているお店もあるようです。

又日本人らしい配慮もあります。

基本的にコンベアの回り方は時計回りに回るらしく、その理由が箸を持った右利きの人が左手で皿を取りやすい為らしいです。細かなアイデアまで素晴らしいですね。

最近の回転寿司

業界首位は『スシロー』、2位は『無添くら寿司』、『かっぱ寿司』『はま寿司』と続きます。それぞれの企業が全国に300店舗以上を展開してるというから驚きです。

また100円均一が売りの回転寿司が人気な一方、近年は高級ネタを売りにする回転寿司屋も多くでてきています。それは日本だけに留まらず、世界各国に回転寿司チェーンの展開が進んでいます。

回転寿司の安さの秘密

回転寿司は客単価が低いため、基本は座席数 × 回転数の多さで利益をだしています。

高いネタばかりを安売りすると原価が高騰する為、原価の安いネタとのバランスを考えてメニュー作りをされてます。子供の好きなツナマヨ、コーン、たまご、デザートなどの原価の低いメニューも食べていただく為にターゲットもファミリー層に設定されてますよね。

さらに現代ではシャリロボが開発されたり、注文取りのタッチパネルがあったりと人件費抑制のためのシステムや、廃棄ロスを減らす工夫もされています。

回転寿司の歴史(最後に)

今や日本の文化でもある回転寿司ですが、僕が皆さんに知って頂きたいのは世の中にはもっともっと美味しいお寿司がある事です。日本の本当の寿司文化はカウンター寿司。

握りたてが美味い

回転寿司はたしかに安くて美味しくてすごいです。

ただ、僕の中では最高に美味い寿司ではないです。僕の知ってる美味しいをあなたのすぐ近くまで届けれる職人になります。

ではまた。