【珍重】大型のサザエ“オニサザエ”【生態にせまる】

豆知識



どうも。ハマちゃんです。オニサザエと呼ばれる大型のサザエについて解説します。

普通のサザエであればよくスーパー等で見かけることはあるかと思いますが、オニサザエをスーパーで見かける事はなかなかありません。その大型のサザエがどんな成長期間をへて、どんな環境で生活しているのかについて解説してみます。

まず、サザエの生態や特徴についてみていきましょう。

サザエの生態ついて知る

名称ーサザエ / Turban shell

トゲの有無

トゲのある殻が特徴的だが、トゲのないものもいる。有棘型と無棘型と呼ばれるが、環境の違いや遺伝なども関係すると言われています。深い海にいる物ほど棘があるとの説がありますが、その限りではないです。

生息域

潮間帯から水深30m程度の岩礁に生息します。

小さいもの程浅瀬に生息し、大きい物ほど深い場所に生息する傾向にあると言われています。

冬から春にかけてが旬で、夏場は産卵期に入る為身が痩せています。

居酒屋などで刺身や壺焼きなどで提供されている事が多く、日本人には馴染み深い貝の一つですよね。

そんなサザエは東アジアの海水温の高い海域に生息しており、日本列島全域(沖縄、北海道除く)の外海に面した磯などに多く生息しています。夜行性なので夜になると海藻などを探し動き出します。

成熟した個体の雄と雌では生殖腺の色の違いが現れるが、殻に入った状態での判別は難しいのであまり養殖などには向かないと言われています。生殖腺の色は雄が白い色をしており、雌が深い緑色をしています。

ー肝である生殖腺は苦くないー
生殖腺(殻の最奥部)は苦いと思われている事が多いですが、生殖腺に苦味はなくその他の砂袋や、エラのようなビラビラした部位に苦味があります。食べられる部位ですのでぜひ食べてみてほしいと思います。

大型のサザエ“オニサザエ”について

ここまででサザエの生態などについてお分かり頂けたと思います。ここからはタイトルにありますように、サザエの中でも大型の個体のものに注目して解説していきます。

実は“オニサザエ”と正式名称を持つ貝は別に存在します。

今回僕が紹介したいサザエとはまた別の貝なのですが、、、少しだけ紹介します。

名称ーオニサザエ

サザエとは系統的には遠い存在の貝です。なかなかまとまって水揚げされる事がない為、市場に出回るのは稀だと言われています。僕自身も食べた事はありませんが、調べると味は美味しいとの声がたくさん上がっていました。

かなりややこしい呼び方なのですが、この正式名称にオニサザエとついた貝がいるにもかかわらず、オニサザエと呼ばれるサザエが存在するのです。

そのサザエが、1つの個体で400g以上ある特大サイズのサザエの事です。もしかしたらそんな呼び方した事ないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな呼び方をする人もいるんだと軽く流す感覚で読んでいただけたらと思います、、、

ではここから今回僕が紹介したい特大サイズのサザエ通称“オニサザエ”について解説していきます。もう一度定義をお伝えしておきますと、1つの個体で400g以上あるサザエの事を言います。

通称“オニサザエ”の特徴

前提としてサザエの寿命は7年から8年といわれています。そしてこの400g以上のサイズになるには6年〜8年は必要だと言われています。どう言う事かと言いますと、

オニサザエは自らが生きていられる一生の年月を海で生き抜いてきたサザエと言う事です!!!

素晴らしいし、なんかカッコいい・:*+.\(( °ω° ))/.:+

で、気になる味なのですが味は特に変わりありません。サザエは大小、棘の有無等での味の違いはないと言われています。

ないんかい!とツッコミたくなりますが、あの殻のデカさの迫力とインパクトはすごいです。

使う用途や見せ方で大小サイズを使い分けるのをお勧めします。盛り付けであの殻を使えばお客様も喜ばれる事間違いありません。

大型のサザエ“オニサザエ”の生態

ここからはそんな特大サイズのサザエ通称“オニサザエ”がどのような環境で成長していくのかなど考察を交えながら、解説します。

前述しましたように小さい個体のサザエは浅い場所に多く、オニサザエのように大きい個体のサザエは深い場所に生息する傾向にあります。

と言う事はサザエからみて外敵の1種である人間に捕獲されない、人間が取りに行きにくい深さの場所に運良く住みついたサザエがそのまま大きくなると言う風にも考えられるような気もします。

とは言え1番は大きく育つための環境がどういった環境なのかが1番重要なポイントだと考えます。サザエがよく成長する上で必要な環境や、情報には以下があげられます。

❶水の冷たい地域では成長速度が遅くなる為、適度に暖かい海である事。
※暖かすぎても死んでしまうそう。沖縄にはサザエは生息していません。

❷日本海側で水揚げされるサザエより、太平洋側で水揚げされるサザエの方が大きくなる事がわかっている。

❸海藻やワカメといった餌が豊富で天敵が少ない場所。天敵については人間の他にタコ、ネコザメ、クロダイなどがいます。

上記のような環境が揃う場所に大きなサザエが存在、生存している可能性が高いと考えられます。

【珍重】大型のサザエ“オニサザエ”【生態にせまる】(まとめ)

まとめますと、オニサザエは400g以上ある特大サイズのサザエの通称で、正式名称オニサザエの貝とは全く別物です。

又、生息が期待できる環境については、餌が豊富で人間の漁ができないような深い場所で、太平洋沿岸の海と言うことになります!!

もし、大きいサイズのサザエを見つけた時は食べてみてください。そのサイズまで成長したサザエの頑張りに感謝しながら食べるとさらに美味しく感じるかも!?しれません。

では、今日はこの辺で。