どうも、ハマちゃんです。今回は春の風物詩として名高い「ホタルイカ」について解説します。
寿司屋ではホタルイカはサイズが小さい為、握りでお出しする事はほぼありませんが初春から春先の間おつまみの1つとして提供される事が多い食材です。早速ですがホタルイカの特徴を簡単に説明します。
❶酵素により光ります。
❷寿命が1年間と短いです。
❸気を付ければ生食も可能です。
主に上記のような特徴があります。この特徴についてさらに深掘りし解説していきます。
目次
ホタルイカの特徴を深掘りしてみよう!
酵素により光る
触手や胴体に明るく発光する発光器がついている。この発光器は何かに触れると発光する為、敵を威嚇したり誘導したりするのに使用されているそうです。
漁の際に網に触れたホタルイカが発光し綺麗に見える為、富山県滑川市では漁期の2月〜5月頃まで観光船が運行されています。
寿命が1年間
寿命がとても短く、その一生はおよそ1年間と言われています。オスはメスに精子を渡したらその一生を終えます。メスはその後、産卵のために海面付近で産卵し死んでしまいます。
短い一生を解説
春先に山陰〜富山湾沖で孵化したホタルイカは、対馬海流に乗って成長しながら北上します。基本的にホタルイカは深海100m〜300m程の深さで活動していますが、時間帯や成長度合によって活動海域が違うと言われています。
最も深く沖合で活動するのは孵化から半年程たった秋口で、その頃には胴長が4㎝程まで成長します。さらに北上したホタルイカは石川県能登沖、山形、秋田沖で胴長7㎝くらいまで成長します。
その後オスは交接済ませるとメスより先に死んでしまい、雌は産卵にむけて南下し富山〜山陰沖で産卵して一生を終えます。悲しいようにも思えますが、これも自然の摂理です。
生食も可能
生食も可能なのですが、約3%のホタルイカに寄生虫が存在します。
旋尾線虫(せんびせんちゅう)と言う幼虫で、人間に寄生すると腸閉塞や皮膚疾患を起こす事がある為注意が必要です。生で食べる場合は冷凍処理の明記のある物にするか、内臓を綺麗に処理する必要があります。
踊り食いは危険です。。
ホタルイカの特徴(旬)
ご存知な方も多いかと思いますが、ホタルイカは春の風物詩として名高い食材です。
漁期は2月〜5月ぐらいまでで、産卵の為に南下してくるホタルイカを定置網漁等で漁獲します。通年水揚げのあるホタルイカではありますが、この時期のホタルイカは別格です。身入りがよく、旨味も強いです。
普段は深海で生活をしているホタルイカもこの時期は産卵の為に沿岸海面付近まで浮上してきます。そのタイミングで漁を行うのです。
日本一の水揚げ量を誇るのは兵庫県で、富山県、鳥取県、福井県と続きます。
特に富山湾でとれたホタルイカは市場価値が高く、高値で取引されます!!
富山県滑川市にはほたるいかミュージアムという施設があったり、ほたるいか漁の見学観光船があったりとほたるいかを見て、触れて、食べて楽しめる観光も有名です。
ホタルイカの特徴(食べ方)
お勧めの食べ方は、新鮮なホタルイカのしゃぶしゃぶです。
ホタルイカは劣化の早い食材なので死んでしまうとどんどん味が落ちてしまいます。本当の美味しさを味わいたければ現地に行って新鮮な物を買うか、稀に泳ぎ(生きたまま)で販売されていることもありますのでそれをしゃぶしゃぶにする事をお勧めします。
しゃぶしゃぶで食べる場合は鮮度が良い物とそうでない物では本当に全く別物です。
旋尾線虫(せんびせんちゅう)は危険です。調理の際は対策を行いましょう。
❶冷凍処理した物を食べる
❷火を通してしまう
❸内臓を取り出す
❹中心温度60度以上の加熱
ホタルイカの特徴(まとめ)
美味しい春の食材ホタルイカの紹介でした。
謎の多いホタルイカですが、日本人には馴染み深い食材の一つですね。ぜひ、スーパー等で見かけた際はどんな処理をされたホタルイカなのか、どんなサイズなのか、どこの産地なのかなど見てみてくださいね。
では、また。
手短に特徴を知りたいな〜